1/16/(Fri) 《Same antenna》
夕暮れの食堂。
まだ眠たかったはずの触角。
なのにカタツムリの角の如く、ニョッキと頭から生えちゃっ
て そいつ にち
ゃんと心静かに踊らせる。
『ジャズやR&Bが流れる食堂なんてねぇ?どうかと思うよ』
確かにそんな台詞、吐いた、吐いた。
まぁ、でもいいじゃんか。
単なる有線の偶然のランダム。
我、引き寄せたもんだと、、、
おめでたい。
おめでたい輩が自覚なき狂喜を持って歌っていた。
ギターをベースを、、、
ドラムを叩いて、踊りまくっていた。
それは場末からタイムスリップした、いつかの1970。
『かっちょわりぃーけどやっぱりサイコーだぁ。』
笑う、明日来るかもの僕らの舞台を想い、愛おしく笑う。
『真ん中で狂ってて』
おめでたい触角が察知したのは都合良き、あいつの声なき
声。
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